[育児中の看護師必見!] 派遣看護師の働き方とは

派遣看護師

2021年11月4日 掲載

最近、派遣看護師を始める友人が多いけれど、派遣ってどんな働き方するんだろう?

セルガール
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せる羽
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派遣看護師の仕事内容は正社員と同じですが、メリット・デメリットがあるので
ご紹介します!

1. 派遣看護師ってどんな働き方?

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派遣看護師の雇用システムは、正社員やパート看護師のような病院との直接契約ではなく、派遣会社と雇用契約を結ぶこととなり、勤務先の病院はあくまでも派遣先という位置付けの働き方となります。

そのため、給与の管理や社会保険・休暇の管理など必要な事務手続きは派遣会社が行うこととなります。

2パターンの雇用方法

1.「登録型派遣」

登録型派遣は、

①派遣会社に登録→②派遣会社から派遣先企業の紹介を受ける→③派遣企業で就業(〜1年)の流れで行われます。

フルタイムだけでなく、短期・短時間勤務といった働き方も募集受付されているため、自分のライフスタイルにマッチする条件で登録することができるのが、「登録方派遣」の特徴と言えます。

登録型派遣は看護師以外の職種でもよくある派遣の種類ですので、みなさんがイメージする派遣のスタイルです。

登録型派遣のメリット

①数多くの職場を経験することができる ②雇用期間が短期間のため、ライフスタイルの変化に対応しやすい

総合病院、クリニック、保健師などさまざまな職場でキャリアを積みたい!と考えている人にはおすすめの働き方と言えます。正社員やパートであれば、現場のスタッフ数を考えるとなかなか退職しづらかったり、時には退職を受け入れてくれなかったりというトラブルが起きがちです。しかし、派遣はそもそもの雇用先は病院ではなく派遣会社であること・短期間での契約になっていることから、これらの退職に関するお悩みは解消でき、多くの場所で看護師の経験をすることが可能です。

また、家族が転勤族という人にもおすすめの働き方と言えます。

「登録型派遣」は一度派遣会社に登録すると、サイトを通じて全国の看護師案件を紹介してもらえます。

そのため、転勤の度に自分で1から転職先を探す必要がなくなりとても便利な制度でしょう。

「登録型派遣」は主に、「介護老人ホーム」「保育園」などでの看護師募集が多いです。

2.「紹介予定派遣」

紹介予定派遣の流れは登録型派遣と同様ですが、一番の特徴として「最大6ヶ月の派遣期間終了後、派遣先の医療機関に正社員として直接雇用される」ことが挙げられます。

派遣先の企業(医療機関)は、派遣労働者の派遣期間終了までに直接雇用することを前提としています。

そのため、通常派遣で雇用される人は同一施設に1年以上勤務することはなく、一定期間がすぎると別の職場に移動することがほとんどですが、「紹介予定派遣」で雇用されたスタッフは、6ヶ月が経過すると同一の施設(医療機関)で正社員となります。

紹介予定派遣のメリット

①6ヶ月の間に職員、スタッフ同士の関係や働く環境のミスマッチがないか確認ができる      ②ブランクがあっても研修が充実しているため、再び看護師として自分のキャリアを構築できる

看護師が抱える悩みとして「看護師の職員同士の人間関係」が、どの職場にもつきものになっています。

転職前に病院見学をしたけれど、実際に働いてみると想像していた環境と違ったといったこともよくあります。紹介予定派遣では数ヶ月派遣として勤務予定病院で働けるため、お試し期間のような感覚で実際に内部環境をより深く理解でき、ミスマッチを減らせます。

また、結婚や出産といったライフイベントによって一度看護師を離れていたけれど、私生活が落ち着いてきて復職しようかなと考えている人にもおすすめの制度と言えます。

中途採用は、ポテンシャルよりも即戦力が求めらる傾向にありますが、一度看護師を離れると最新の看護技術のキャッチアップが難しかったり、体力面など心配事が何かとでてきます。しかし、直接応募で看護師に復帰するよりも派遣を経由してから正社員に復帰するほうがハードルが比較的低いため、ブランクがある看護師にとってもおすすめの制度です。

「紹介予定派遣」は主に、「総合病院」や「クリニック」など医療行為が生じる医療機関での看護師募集が多いです。

厚生労働省が発表している衛生行政報告例の概況によると、現在看護師の約20%が派遣看護師として従事しており、年々増加傾向にあります。

派遣先別の主な仕事内容

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派遣看護師が働く職場は、病院だけでなく保育園や幼稚園、一般企業、献血ルームなどたくさんの場所があります。派遣先によってそれぞれ業務内容、求められるスキルなどが異なります。どのようなお仕事をするのか見てみましょう。

総合病院・クリニック

病院、クリニックなどの医療機関で働くことのできる派遣看護師は「紹介予定看護師」のみです。

そのため、医療機関での派遣を希望する場合は6ヶ月を過ぎると正社員になるため、フルタイムでの契約に切り替わります。時短勤務で働きたい人は注意が必要です。

業務内容は、常勤やパートの看護師と同じくバイタルチェックや、注射などの処置、入院患者へのケアなどです。

また、夜勤のみの派遣看護師の募集があるのも特徴です。

夜勤専従(夜勤のみ)の場合夜勤手当がつくため、通常の募集よりも高給料に設定されています。

より給料面を重視している人にはおすすめの働き方です。

保育園・幼稚園

保育園や幼稚園での看護師のお仕事は、「園児の健康管理」です。

具体的には、園児が転んだ時の応急処置や園内の消毒、昼食時のアレルギー確認などがあります。

保育園や幼稚園では、本格的な医療行為よりは保育士さんとともに園児たちの保育介助がメインのお仕事となります。

これらの施設は夜勤がないため、子育て中のママさん看護師にもおすすめの職場です。

献血センター

献血センターでのお仕事は主に「採血業務」です。

全血献血の場合200ml or 400ml、成分献血の場合は600ml以下の採血でそれぞれ15〜90分程度の時間がかかるため、献血をする人にも負担がかかります。

そのため、声かけや患者さんの表情をしっかり観察するなど、患者さんへの配慮ができる人が向いている職場です。

献血事業はすべて日本赤十字社によって行われており、派遣看護師は全国117 箇所に設置されている献血ルームや献血バスなどの施設で働くこととなります。

福利厚生や補償はメリットが多い?

派遣社員でも多くの場合、正社員同様の福利厚生・待遇が受けられます。

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①社会保険については、正社員同様に派遣社員も個人負担が50%で加入することができます。

また、扶養内で派遣として働きたい場合は、「1週間の所定労働時間が20時間以下かつ年収106万円以下」という条件を満たせば社会保険に加入することなく、節税も可能です。

有給休暇については、労働基準法により「半年間継続して勤務している」「全労働日の8割以上出勤していること」の要件を満たしたら、全労働者に付与が保証されているため、派遣労働者も例外なく取得することが可能です。

③産休・育休の取得についても、労働基準法により「産休は計14週間の取得義務」「育休は最長1年の取得権利」が認められています。

また、産休・育休取得期間にそれらを理由とした不当解雇は禁じられているため、派遣社員であっても安心して取得可能です。

2. 派遣看護師のメリット

派遣看護師として働くメリットは主に以下の3点です。

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①勤務時間を自由に決められる

派遣看護師の最大のメリットといえるのが、「勤務時間の自由度」です。

正社員であれば、平日9時〜18時または夜勤など勤務時間が固定でプライベートの時間が制限されてしまいますが、派遣看護師であれば、出退勤時間を毎日1時間単位で変更することができるため、子供のお迎えまでの間だけ勤務するなどのフレキシブルな働き方が可能です。

②時給が高い

派遣労働者の時給は、アルバイトやパートと比較しても高い傾向にあります。

実際、派遣看護師の平均時給は首都圏で2,000円〜、首都圏以外で1,500円〜と全国の正社員看護師の時給(平均月給; 33万円→時給換算; 2,000円)と比較しても見劣りしない金額となっています。

派遣社員はボーナスがなく給与が低いと思われがちですが、時給が高いため毎月の手取り額が高いため、安定した収入を得ることができます。

また、派遣看護師として働く場合、一般の求人サイトよりも看護師に特化した派遣会社に登録して、そこから紹介を受けることでより高時給で働けるケースが多いため、看護師特化型のサイトに登録しましょう。

③人間関係の問題に巻き込まれない

派遣看護師の場合短期間で職場が変わるため、多くの看護師が抱えている「人間関係の問題」に衝突することが少なくなります。

良くも悪くも派遣看護師は、「外部の看護師」であるため、病院に勤めている正社員看護師との距離感が遠すぎず・近すぎないといった特徴があります。

万が一人間関係のトラブルがおきてしまった場合は、自分が契約した派遣会社が仲介役となり対応してくれるため、心身的なストレスが軽減されます。

また、派遣社員はシフトで働く日数を管理しているため提出した日時以外の出勤・残業要請はありません。そのため、仕事の都合で家事や育児に支障が出ることがなく、両立がしやすい業務形態となっています。

3. 派遣看護師のデメリット

給与単価が高かったり、勤務時間が自由であったりとメリットが多い派遣看護師ですが、デメリットとして以下の2点が挙げられます。

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①ボーナスが少ない

2020 年4月の派遣法改正によって「同一労働同一賃金」制度が導入され、仕事内容や配置転換の範囲が正社員と同じ場合、派遣社員であってもボーナス(賞与)が支給されるようになりました。

しかしながら、実態は支給額が数千円程度にとどまっています。

厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査」によると、正社員看護師の平均賞与額は約81万円となっているため、派遣と正社員では大きな差が開いている事実があります。

②雇用期間が短期

派遣として働くことができる期間は労働者派遣法により「最大3年まで」と定められています。

そのため、長期間同じ施設で働きたい人には不向きの働き方であると言えます。

また、雇用期間が短期なことによるデメリットとして「職場が変わるごとにルールや規則を覚え直すのが大変」という声も多いです。

業務内容が同じであっても、申し送りの方法や器具の管理方法など少しづつ医療機関によって異なるため、1から覚え直すのは負担につながります。

まとめ

今回は、派遣看護師として働くメリット・デメリットについて詳しく紹介してきました。

先述のとおり、派遣看護師はボーナスや雇用条件が正社員と異なるものの、給与面・労働時間の自由度といった観点では優れた働き方であると言えます。

育児などで働ける時間に限りがある人や、短時間で看護師復帰をしたい人に特におすすめの働き方です。

まずは、どのような案件があるのか派遣会社や看護師特化サイトから情報収取をしましょう。

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