子育てと両立する看護師キャリアとは

インタビュー

2021年10月8日 掲載

せる羽
せる羽

今回は、「大学病院・総合病院・保健師・訪問看護・保育園看護師」と子育てとキャリアの両立にチャレンジされた看護師Sさんへのインタビューだよ

看護師というと夜勤があって子育てや家庭との両立は難しそうだけど、どのように両立したのか気になるね!

セルガール
セルガール

kangoshi-interview-history

Sさんの看護師就職遍歴

Q. これまでの看護師経歴について教えてください

ーまず大学卒業後、大学病院の泌尿器科とリハビリ科の病棟に入職しました。3年後結婚を機に退職して別の総合病院に入職し、5年後訪問看護施設に入職しました。そして、妊娠・出産を機に一般企業の保健師として働きました。

その後2.3年経ち、子供が保育所に通い出したのをきっかけに、保健師を退職し、幼稚園の看護師として新たに入職しました。

Q. 看護師転職の軸となったものを教えてください

社会人1年目〜大学病院を選んだ理由〜

大学病院を選んだ決め手は、「1. 十分な成長環境がある 2. 福利厚生が充実している」ことでした。

看護師1年目として働くにあたり、まずは「現場で活躍できる看護師」を目指していました。

私が就職した大学病院は、入職1年目の新人看護師は定期的に筆記試験を行い、それに合格した人のみが実際に患者さんにケアができるなど、独自の教育体制が整っていて、成長環境が十分にありました。

なかなか、大学時代の同期に話を聞いてもこのような教育体制をとっている病院は少なかったので、看護師としての基礎をしっかり築いてから次のステップに進めるため、一人一人の看護師のスキルが高まったように思います。

また、大学病院の現場は対応する患者さんの人数も1人あたり10〜15人と多く、責任感も多く伴うのが特徴でした。

新人のころから、ひとりひとり違った症状の患者さんと多く向き合うため、学校で学習した処置方法以外にも患者さんの体調や健康状態を考慮して、瞬時の対応が求められます。


福利厚生に関しては、病院から徒歩5分の場所に看護師寮を提供してくれたので、夜勤業務で疲れた体の負担を軽減できました。

大学病院の勤務では、1ヶ月に4回必ず夜勤業務があり変則的な勤務時間であったため、生活リズムが崩れることが多く大変でしたが、幸い家が病院の近くにあったこと+寮であったため、親しい同僚とコミュニケーションがとりやすい環境であったことには助けられました。

結婚を機に家庭との両立を〜総合病院を選んだ理由〜

2社目に選んだ総合病院の決め手は「1. 家からの近さ 2. 給与アップできる」です。

結婚を機に神奈川から東北に引っ越しをすることになった私生活の変化をきっかけに転職したので、仕事と家庭の両立というのが一番のテーマでした。

結婚をしてからも、看護師としてのキャリアを諦めたくないという思いが強くあり、パートナーに相談したところ快く働き続けることを応援してくれたので、自分が描く看護師としてのキャリアアップが見込める「総合病院」を探すことにしました。

一方で、家事や夫婦の時間も大切にしたいという思いもあったので、出勤ぎりぎりまで家でゆっくりと時間を過ごせるように「徒歩15分で通勤できる総合病院」に絞って転職活動をしました。

総合病院での業務は主に、手術や緊急外来のサポートを行いました。

これらの業務は、さらに緊急性が高い業務で責任も多くかかりますが、私が希望していた「看護師としてキャリアアプする」ということにフィットしていたためとてもやりがいがありました。

また、通勤時間が短かったこともやはり大きなメリットでした。

仕事面でのメリットとしては、緊急対応が必要な患者さんの対応にすぐに自宅から迎えたことが挙げられます。

総合病院ではスタッフが多いため基本的に、臨時招集がかかることはありませんが緊急時にスタッフが足りない時応援の連絡があります。特に自分が担当している患者さんの体調が突然悪くなってしまった時などにすぐに駆けつけて事態を納められた時には大きな安心感と達成感が得られました。

プライベート面でのメリットとしては、パートナーと向き合う時間を最大限とれたことです。

通勤時間が短いと、帰宅後に食事の準備を始めてもパートナーが帰宅するまでに作り終えることができたり、夜勤業務などで疲れ果てた後もすぐに休息を取れます。

更なるキャリアアップを目指して〜訪問看護を選んだ理由〜

総合病院での経験を経て、「患者さんが自宅に帰った後のケアの知識をつけたい!」という思いが強くなり、訪問看護ステーションへの転職を決めました。

訪問看護ステーションは、利用者の自宅に訪問して看護業務を行うのが一般的なのですが、私が入職した訪問看護ステーションは、サービス付き高齢者住宅に常駐するスタイルであったため、想像していた仕事像とは少し異なりましたが、移動の負担が少なく仕事と家庭の両立ができました。

訪問看護ステーションでの仕事内容は主に、オンコール対応でした。しかし、良かったのか悪かったのかオンコールが鳴ることが稀であったため、ナースステーションでの待機時間が多かったです。

そのため、実務として利用者さんに看護をする時間は少なかったですが、待機時間に自主的に学習したり時には介護の仕事も行い、看護師として新たな力がつきました。

また、訪問看護ステーションでは夜勤なし・定時退勤ができたため、総合病院で働いていた時と比べてプライベートの時間が多く確保できたのも魅力的でした。

妊娠・出産を経て子育てとの両立を〜保健師を選んだ理由〜

パートナーの都合で、東北から福岡に引っ越しをしたタイミングで、妊娠をしました。

これまでは、「看護師としてのキャリア」を第一優先に転職先を探してきましたが、妊娠を機に「産休・育休がとれて子育てに力を入れられる環境」を軸に転職先を探しました

子育てに力を入れられる環境の条件として「夜勤業務がない」というのが必須で考えたところ、「パートで看護師を続ける」or「保健師」という選択肢がでてきました。

看護師資格を取得したと同時に保健師資格も取得していたため、夜勤のない保健師としてのキャリアも楽しそうという思いで一般企業の産業保健師として入職しました。

保健師として働いたメリットは、「フレキシブルな業務時間で子育てと仕事を両立できた」ことです。

私が入職した企業では、産休4ヶ月・育休3年と法定期間以上の期間を取得できたため、育児に専念することができました

また、産休明けも短日短時間制度などを利用して子供の保育園が終わる時間までの勤務に調節して働くことができたため、子育ても仕事も諦めることなく両立できました。

子供の成長と共に転職〜幼稚園看護師〜

仕事と私生活の両立ができていた保健師でしたが、子供が幼稚園に入園すると夏休みや冬休みなど長期休暇が年に数回できるようになりました。

しかしながら保健師は、基本的に企業のカレンダー通りの勤務(月〜金勤務・土日休み)であるため、子供の長期休暇と合わせて連休を取ることが難しかったため、「長期休暇が取得可能な職場」を軸に転職活動をしたところ、「幼稚園看護師」が条件に合っていたため、転職しました。

幼稚園看護師の仕事内容は、「けがの応急処置」や「保育のサポート業務」など看護師としてキャリアを積むには不向きであるものの、幼稚園のカレンダー通りの勤務+子供の急な発熱による欠勤などにも対応してくれるため、特に小学校入学前の小さな子供の子育てと両立しやすい職場であると言えます。

子育てと両立する看護師キャリアとは

看護師は夜勤があるから、出産して子育てするには退職しなければならない。正社員として働きたいけれどしかたない。と諦める必要はありません。

訪問看護や企業看護師など、夜勤業務がなく子育てとキャリアを両立できる職種もたくさんあるので、求人サイトなどから条件に合う職種を探してみましょう。

ページTOPへ戻る